2005年04月15日

<旅先通信>ニュージーランド南島 12

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昨日のことだが、初めてヒッチハイカーを乗せてあげた。

NZではヒッチハイクしながら旅行している若者を多く見かける。
街の出口あたりにいることが多い。
それは、ちょうど50キロ制限が100キロに変わる手前ぐらい、そのあたりが、もっとも合理的な位置だという理由からだが、時には100キロ制限の道を、歩きながら手を上げているのもいる。
あれじゃ運転してる方も、止まりようがないし、そもそも止まってもらおうとしているとは思えない。

テカポの町の出口あたりで、ふと目に留まったのは、一見して真面目そうな女の子だった。
普段は、途中であの川、それにあそこもチェックしておこう、なんて考えているから、乗せてあげられないのだが、この日はもう釣りの事は全く頭になく、ひたすらクライストチャーチまで走るのみだった。

止まって目的地を聞いてみると、アーサーズ・パスだという。
テカポから直接行く車はあんまりいないんじゃないの?
とは思ったが、分岐点のGeraldineまで乗せてあげることにした。

彼女はワーキングホリデー・ビザで滞在しているカナダ人。
高校を卒業してから、しばらくパートタイムで働いていた、と言っていたから、20歳ぐらいだと思う。
「ハタチ」か、、、もう記憶の彼方にある数字だ。
下手をすると自分の子供の年齢でもおかしくはないじゃないか。
まいったな。

名前はジャニス。出身はカナダの東海岸にある小さな町だと言っていた。
ところで、ジャニスといえば、ジャニス・ジョップリンやジャニス・イアンの存在のおかげで、日本でもポピュラーな名前だと思うのだが、彼女いわく「今まで私以外のジャニスに会ったことがない」そりゃ意外だ、そんなものなのだろうか?

1月からNZに来て、あちこちの町を転々と旅行しながら、レストランで働いたりしているそうだが、ビザが切れるまで1年間はNZにいて、その後はオーストラリアや太平洋の島々にも行くつもりだそうだ。
あぁ若いってイイナ。
とは思うのだが、かと言って、もう一度20歳からやり直したいか?
と聞かれれば、そうでもないと答えるだろう。
そんな若い時からやり直すのは、やっぱり相当面倒なことだ。

それはさておき、NZに来るたびに、こんな簡単な会話も聴きとれないとは、、、。
と自信を失うのだが、彼女の発音はとても分かりやすく、自分の語学力が飛躍的にアップしたと、勘違いするほどだった。
もちろん少し難しい単語が出てくると、何それ?ってことになるのだが。

ネイティヴの彼女でさえ、最初のうちKiwi英語はさっぱり解らなかった、と言っていたので、そんなものかと意味もなく安心してしまった。

という感じで、他愛もない話をあれこれとしていたのだが、いいかげん独りで運転することにも飽き飽きしていたので、良い気分転換になった。

また機会があったら、ヒッチハイカーを拾ってみよう。
でも、いかにも臭いがプーンと漂ってきそうな汚く危険そうな男や、無神経そうなカップルだけは、勘弁してくれ、と思う。
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2005年04月14日

<旅先通信>ニュージーランド南島 11

ゴアを離れ、レイク・オハウで3泊、そしてクライストチャーチに戻ってきた。

ゴアを流れるM川での最後の2日間は、この旅の終わりにふさわしいものとなった。
土日ではあったが、比較的つりびとは少なく感じた。
これはローマ法王の死去によるセレモニーのためかもしれない。

快晴でほぼ無風、気温も高め、快適ではある。
しかし、やはりライズが始まるのは遅かった。
とりあえず、好きなポイントを見てまわるが、何かが起こりそうな気配すらない。
ハッチ(羽化)が始まれば、ツバメなどの鳥たちが飛びまわる。
それがひとつの合図となるのだが、、、。

しょうがなく、初めてのポイントをのぞいてみる。
すると2時ぐらいから魚たちが水面近くに浮いてきた。
ハッチは確認できなかったが、何かが始まっている。

あるポイントを眺めていると、最初はポツポツと始まったライズが、あっと言う間に、ここにこんなに魚がいたのか?と思えるほどになった。
僕は1番下流のライズから狙う。
少しずつ移動しながら餌を食べ続ける魚のコースを読みながら。
それが、ぴたりと合えば、あっさりと食ってくれる。
この場所は、あまり釣り人に攻められていなかったのだろう。

魚は、同じブラウントラウトでも、大きく分けて2種類いる。
居付きの魚は体色が濃く、針にかかってもあまり遠くまで走らず、頭を振ったり、近くを行ったり来たりするぐらいで、割とあっさり寄ってくる。

それに対して、シーラン系のは体色が薄く、掛かるとすごい勢いで、かなり遠くまで走っていってしまう。
もっともシーラン系とはいっても、おそらくは海まで下らずに、本流の下流域まで行って戻ってきているのではないか。
サイズ的にそんな感じに思える。
日本で言う戻りヤマメと同じ様な存在だろう。

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そうしてこの日は、9匹フッキングで6匹キャッチ。
翌日は7匹かけて5匹キャッチと、個人的にはとても満足のいくものだった。
欲を言えば、もっと長い時間ライズが続いて欲しいのだが、それは贅沢というものだ。

そんな訳で、釣りについてはすでに充分満足していたので、レイク・オハウではのんびりと過ごした。
かと言って全く釣りをしなかったわけではないが、ずっと高気圧が居座っているおかげで、天気は最高に良いし、それだけで言うことなしだ。

3時間ほど釣りをしたのは、トワイゼルの町から近い小さなレイク。
レイクとは名前が付いているが、1周1キロに満たない、池のようなものだ。
はっきり言って、もともと雨の少ないこのエリアでは、秋は水位が落ちすぎるし、散々釣り人の姿を見てきた魚たちは、なかなか気難しい。

こりゃ今日は無理かな?と思っていたところ、1匹だけかなりの速度でクルージングしているハイテンションな魚を見つけた。
小さめのファジーなニンフを投げ込み、わずかにリトリーブしてみると、ビューっと近づいてきてパクッと食ってしまった。

遠目には、ブラウンに見えたのだが、今回初めてのレインボートラウトだった。
55センチぐらいのパワフルな魚だったし、ブラウンとは違い、よく走るので、これ以上ないほど慎重にやりとりした。

なかなか立派な魚だった。
あまり餌が多いとも思えない、こんな環境でなぜそんなに太れるのか、と不思議に思うほど。

こんな時に限ってカメラを車に置いてきてしまった。
というよりは、あまり気負いのない時ほど、あっさり釣れる。
これは私的法則のひとつ。
車に戻りカメラを持ち出した途端、殺気が伝わるに違いない。
魚はたくさんいたのに、すべて逃げられてしまった。

そうして、また1匹釣り男に逆戻りしたのだった。
やれやれ。
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2005年04月09日

<旅先通信>ニュージーランド南島 10

引き続き、サウスランド地方のゴアに滞在中。

先週月曜日の雨の影響で、結局丸3日間M川は濁り続け、完全にクリアになったのは、金曜日。
しかしながら水位は30−40センチぐらい上がったままだ。
金曜日のサウスランド地方はすっぽりと高気圧におおわれ、眩し過ぎる太陽とおだやかな風。

とても気持ちよいが、こんな日は釣りのほうもスロー。
水位が高いこともあり、ハッチにもスピナーフォールにも反応がほとんどない。
3時ぐらいになってやっと、岸際でライズしていたアベレージサイズの魚をキャッチ。
5日ぶりの魚だったのでほっとした。

この時期になると、午前中から夕方までハッチやスピナーフォールが続くものと思っていたのだが、午後2時から2時間ぐらいがピークで、あとは低調だ。
これはポイントによっては違うのかもしれないが。

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火・水曜日は、川がこんな状態だったが天気は良かったので、サウスランドでまだ訪れていなかった辺りを、ドライブしてきた。
Catlinsは東海岸の南のはずれ。
何もないところだが、ダイナミックな海岸線が魅力的だった。
強風がこの地方のひとつの名物のようだが、この日の風は尋常じゃなかった。
岬の突端では、飛ばされるんじゃないか?というほどの風。
まるで台風直撃を伝えるTVレポーターのような状態だった。

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海岸線の樹木が、まるで盆栽のように一方向に折れ曲がっているのも、この風を体感すると良く理解できる。
という意味では、ちょうど良い日に行ったかな、と思う。

次の日は反対側、西側のはずれにあるBluecliffs beachまでドライブし海岸線を散歩してきた。
これより先は、トレッキングコースしかなく、海岸線はフィヨルドランドへと続いていく。

酔狂な一人旅も、あっという間に4週間が過ぎ、残り1週間となってしまった。
日曜日までゴアに滞在したあと、セントラルサウスのテカポの辺りに立ち寄り、クライストチャーチに戻る予定だ。
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2005年04月04日

<旅先通信>ニュージーランド南島 9

引き続きゴアに滞在中。
実際は、ゴアのモーターキャンプがいっぱいだったため、隣町のマタウラにある安モーテルに泊まっているのだが。

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昨日までの3日間は多少の違いはあれ、安定した天候で、釣りのほうも充実していて楽しめたが、今日は前線の通過で、朝から風雨ともにひどく、やることもないので、こうしてネットカフェまでやってきた。

3年前からゴアに滞在中は欠かさず通っていた、このネットカフェは日本人の経営だということが分かった。
受付をしていた女性と話をしたら、2年半前から、だということだった。
クライストチャーチやオークランドでは、韓国人経営のネットカフェは目立つが、日本人というのは初めて。

町の中心にある「TUATARA LODGE」というユースホステル(バックパッカーズ)の道路をはさんだ向かい側にある。
インバーカーゴ(Invercargill)滞在の時は、どうぞご利用ください。

今回の宿は一応モーテルなので、ちゃんとTVもついている。
金・土曜日は、ラグビーのスーパー12をやっていた。
NZ、オーストラリア、南アフリカ3カ国の12チームによる、世界最高峰のリーグだ。

今回は、ライバルのオーストラリアのチームとNZの2チームが対戦するということで、非常に盛り上がっていたのだが、南アのチームとの対戦を含め、すべてKIWIチームが勝った。
おそらく、先週末はNZ中がこの結果に酔いしれ、うかれていたことだろう。

それにしてもだ、スーパー12の試合を見ていると、日本のラグビーとは別のスポーツのように感じてしまう。(日本のラガーマンには申し訳ないけど)
スピード、パワー、技術どれをとっても桁違いの迫力。
体力がものを言うスポーツだけに、日本のチームがNZのチームに勝てる日が、果たしてくるだろうか?と思ってしまった。続きを読む
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2005年04月02日

<旅先通信>ニュージーランド南島 8

一昨日テアナウからゴアに移動してきた。

テアナウでは、2日間E川で釣りをした。
ミルフォードサウンドへ行く道の脇を流れている。
背後の山々、広がる草原、抜群にクリアな流れ、とても好きな美しい流れ。
2日目は午後から快晴になったし、天候もまずまずだった。
それで肝心の釣果だが、相変わらず1日1匹しか釣れていない。

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まったく100匹釣り男ならぬ「1匹釣り男」。
やれやれ、という感じだが、自分的にはこの美しい川を歩いているだけで、満足度は高いのだ。
(決して強がりではない)

昨日はゴアを流れるM川を釣った。
この川では、長さ1センチに満たない小さなメイフライ(蜉蝣)の生息数が膨大なため、50センチ前後のブラウントラウトは、そのメイフライを飽食している。
魚の数もまた多い。

それで、当然使うフライも非常に小さくなる(18-20番)。
50センチのマスと1センチ以下の小さなフライ。
このバランスがとても面白い。

天気は非常に良かったが午前中は風がすこし強かった。
ちなみに気温は今の時期の東京とだいたい同じだと思う。
午後になると風も弱くなり、メイフライのスピナーが目立ちはじめ、2時になると、その数はとても多くなり、水面にライズが広がり始めた。

このポイントの魚は非常に神経質なので、ストーキングして近よる。
ティペットも6Xまで落とし、タイミングを見計らってフライを流すが、なかなか食ってはくれない。
それはそうだ、本物の餌さえ用心深く見切りながら食っているぐらいだから。

魚がクルージングしている場合が多く、このタイミングが難しい。
逆にタイミングがピタリと合えば、意外なほどあっさり食ってくれる。
偽物のエサを食ってしまった直後に「あっヤバイ」という感じで反応する魚のしぐさが可笑しい。

結局このスピナーフォールは延々と続き、2時間ほどで、5匹の魚をキャッチできた。
そして、やっと1匹釣り男から卒業することができた。

ところで、テアナウからの移動途中、道端に警察の車が停まっていた。
(小心者の僕は、違反をしてなくてもドキッとしてしまう)
僕が通過したあと50メートルほど離れていた車の前で、突然点滅灯を点けて動き出し、その車を停止させた。

手前にレーダーが設置されていたのかもしれない。
制限速度を守って走っていながらも、一瞬ドキっとした。
NZでは10キロを超えない違反は、取りしまらない事になっているそうだが、それ以上の違反は、しっかり捕まえるようだ。
ポリスカーも頻繁に見かけるので、ニュージーランドで運転する場合は、注意したほうが良い。

ゴアには、恐らく日本語の使えるネットカフェはないので、30分ほど車を走らせ、インバーカーゴまで来ている。
そんな訳で、しばらくは頻繁には更新できないと思う。
posted by yuji at 08:51| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月29日

<旅先通信>ニュージーランド南島 7

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フィヨルドランドの玄関口、テアナウに滞在中。

現在の為替レート(1NZドル=80円)では、NZはけっして安価な旅先ではなくなってしまった。
数年前の1ドル45円時代とは大きなの差だ。

自炊をせずに食費を安くあげようと思うと、まずはフィシュ&チップス。
白身の魚を揚げたものとフライドポテトで大体5ドルぐらい。
田舎の店に行くと、日本人的には完全に2人前はある。
半分でいいから安くして、と言いたくなる。
(1/2チップスがある場合もある)

しかしながら、これは相当油っこいから1度食べると2日間は見たくなくなる。
(決して不味いわけではないけど)
動物性の油を使っているため体にも悪いようだ。
昼はサンドイッチを買っておくことが多いが、2つで6ドルぐらい。
日本のコンビニで買うのと代わらない。

それで夕食は御飯ものがあるって理由で、中華のテイクアウトにする事が多い。
中華はかなり小さな町でも1軒ぐらいは大抵ある。
野菜が多く取れることも良い点。
これもまた日本人的にはかなり油っこいが、個人的にはまだ許せる。
味は可もなく不可もなくの店が多い。

タイ料理の店もたまには利用するが、
クイーンズタウンでは、フードコートに新しくオープンしていた、インド料理屋が、けっこう美味しかったので3日間かよった。
3日目には、向こうも顔を覚えたみたいで、また来たのって感じでニコッとして、ライスを大盛りにしてくれた。
量は多めで8ドル。観光地ならこれでも十分に安い価格。

そういや、こっちで食べたカレーはどれもほとんど辛くない。
日本で食べる普通のカレーの方がずっと辛い。
こっちの人の味覚に合わせているって事なのだろう。

それなりのレストランで食事をすれば、日本のファミレス並にはかかってしまうし、日本の安いチェーン店(牛丼など)の存在を考えると、かえってNZの方が、高くついてしまうぐらいだと思う。
貧乏旅行者には、ちと辛い状況だ。

話はそれるが、クイーンズタウンの地方紙(フリーペーパー)の表紙に、ラリーストのモンスター田島氏の顔がでかでかと載っていた。
そういや、去年もちゃんとした一般新聞のスポーツ欄に、でっかく顔が出ていたし、こちらでも有名らしいです。
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2005年03月27日

<旅先通信>ニュージーランド南島 6

朝がた雲に覆われていた空が、昼過ぎには完璧な青空となった。
気温も暑くなく、寒くもなく、最高に気持ちよい1日。

早起きして釣りに出かけるつもりだったが、酔っ払って帰ってきた若者たちの騒音で、夜中の2時ぐらいに起こされ、それから2時間ほど眠れず。
寝坊した上に、頭もすっきりしない。

11時ぐらいに前日と同じD川に着くと、すでに2台の車がとまっていた。
イースターホリデーの日曜日。まぁしょうがないか。
あきらめてピクニック気分で、サンドイッチと飲み物をザックに入れて持っていく。

先に入っていたのは、フィッシングガイドとお客さんの2人連れ、もう一組は家族4人でのルアーフィッシング。
ガイド氏と少し話をした。
C&Fマニアのようで、僕が日本人であることを言うと、フライボックスから小物まで「これも、これも、これもC&F、、、」と見せてくれた。クイーンズタウンをベースとしているようなので、
日本人もたくさんガイドしていると言っていた。
下流しかやらないそうなので、追い越して上流に入った。

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釣り始めると、上流からボートが下ってきた。気持ち良さそうだ。
今日は釣りをやめて、僕もボートを漕ぎたくなった。
そうこうしているうちに、先に入っていた家族連れとすれ違い、挨拶を交わす。
まだ若そうな夫婦とキッズ2人で、楽しそう。
独身者としては、ああいった絵はやっぱり憧れます。

そんな感じで、釣りのほうはもうどうでも良くなったんだけど、上流にあるレイク(といっても池に近い規模)で、写真を撮ってたら、なかなか良いサイズの魚がクルージングしているのを見つける。
慌ててラインを出して、小さめのニンフを投げたら、その魚はくるっと反転してしまった。
と思ったら、ちょい小振りな魚が突然現れ、あっさり食ってしまった。
この川とはやっぱり相性が良いようだ。
4年間で、10日ぐらいやって一度もボーズはなく、どんなコンディションでも必ずキャッチできている。

明日は、さらに南、テアナウに移動する。

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写真:手の左側に写っているのは釣れている魚。
   小さく見えるが、これでも50センチ以上ある。
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2005年03月26日

<旅先通信>ニュージーランド南島 5

クイーンズタウン(以降QT)に来て2日続けての雨。
昨日は天気が悪かったこともあるが、そろそろ旅の疲れがたまってきた感じだったので、QTの街や近くのアロータウンをぶらついたりして時間をつぶした。
イースターホリデーのため、人出はめちゃくちゃ多い。

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前回も書いたが、QTの街中やその周辺地域での開発はすごい勢いだ。
かなりの規模が大きいコンドミニアムやファッションビル、ホテルなどが去年の今頃なかったところに出来ていたり、工事中だったりする。
その波は15キロほど離れたアロータウンの町にも及んでいて、ビルや新しい住宅地の開発も行われている。

アロータウンはもともとゴールドラッシュ時代の古い町並みを保存、復元した街だが、あまりにファッショナブルになりすぎて、日本で外国の町並みを模倣した、何とか村に近いと感じてしまう。

日曜日は天候が回復する予報ではあるが、あてにならないので、雨の中釣りに行ってきた。
車で40分ぐらいのグレノーキーの近くにある湧き水のD川。
QTから手軽に行ける川といったらここぐらいしかないので、有名で人も多く入っている。
それでも、魚は多いしサイズも良い。個人的には相性が良いので好きな川だ。

風が強く、気温も下がったままで、厳しい釣りになりそうだが、明日の晴天に期待して、様子を見るという程度のつもり。
アクセスポイントから魚が少ない下流を飛ばして30分ほど歩く。
この空模様ではサイトフィッシングは出来そうもない。
しばらく眺めながら歩くと、何匹かの大物が岸際からすっと逃げる。

しょうがないので、(自分としては)定番のチェルノブイリ・パラ8番を結び、対岸のあやしい場所に、ブラインドで流してみる。
まぁこの時期でも、でっかいドライフライに反応する、能天気な魚も何匹かいるかなぁ、という気持ち。
始めて5投目ぐらいだったと思うが、フライが着水すると同時に、でかい魚が水面をのたうちまわるようにガバッガバッっと飛び出した。
どうやら魚の真上を直撃してしまったようだ。
向うもびっくりしただろうが、こっちも驚いて「うぁおぅっ」と意味不明の声をあげてしまった。

かなり怪しかったが、合わせてみるとしっかりフッキングしていた。
うぉーかなりでかいぞーっと、心は躍りながらも、先日のバラシが頭をよぎり、慎重にやり取りする。
この川の魚はあまり遠くまで走ったりしないのだが、土手が高くなっていて水深もあるので、取り込むのが難しい。
時間をかけすぎるぐらいかけて、やっとネットに収めた。
思っていた以上に良いサイズで、63センチ(5ポンド)。
この川では6ポンドをキャッチしたことがあるが、それに次ぐサイズ。

その後、雨も風も強くなってしまい、キャッチできたのはこの1匹。
能天気な魚には、ほかには出会えなかった。
posted by yuji at 17:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月24日

<旅先通信>ニュージーランド南島 4

Franz Josef(以降FJ)に3泊して、南に380キロ移動。
クイーンズタウンに来た。
この町は南島ではもっとも人気の高いリゾート地なので、木曜日の夜でも数多くの人が歩き回り、賑わっている。
NZでは異例といえるほど、町の様子も年々変化している感じだ。
まだ暗くなって少し歩いただけだが、新しい建物が数多く建ち、ショップの入れ替わりも結構激しい。

FJでは、日本語が使えるPCが1台しかなく、更新できなかったので、ここで2日分更新。


3月22日(火) 痛恨の、、、、

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FJから車で40分ほどのW川へ行った。
この川は1965年の大水害で大量の土砂が出て、本来の流れは方向を変えてしまったのだが、伏流水が湧き水となり
元々の流れを形成している、スプリングクリークだ。
とてもクリアな水と60センチと言われているアベレージが魅力。
おまけに、西海岸のど真ん中というのに、なぜかサンドフライがほとんどいない。

アクセスポイントの橋の上から川を眺めると、4匹の魚が泳いでいるのが確認できた。
若干水量は少なめだが、コンディションは悪くなさそうだ。
雲が多いが、太陽も出てきた。

とりあえずドライフライを結んだ。チェルノブイリパラシュート10番。
ここで夏のドライフライに反応する魚は、たいてい岸際の水草の陰に隠れているから見つけるのはとても難しい。
だからあやしい場所をブラインドで探ってみるしかない。
30分ほどで1匹釣れた。55センチ程度とこの川では小さめのブラウン。

その後少し歩くと、大きな淵の開きの底のほうでフィーディングしている大きな影を見つけた。これは、かなりでかい。
10番の金玉ビーズヘッドニンフにフライを取替え、体勢を低くしてにじり寄る。
1投目、すこし右にそれてしまった。
2投目、狙った所に落ちた。

そしてフライが通過したあたりで、影がすっと動いた。
確信は無かったが、合わせてみるとずしりと重い感触。
やった! フッキング成功だ。
頭をぐんぐんと振っているのが伝わってくる。
そして、15メートルほど対岸に向けて走り、ジャンプ。
こいつは本当にでかい、、、。

かなり長い時間やり取りをして、その間3度ジャンプし手前に寄ってきたり離れたりの繰り返しで、やっと3メートルの距離までよって来た。
もうだいぶ弱っているようだと思い、ランディングの場所を考え、背中のランディングネットの状態を確認した。
と、その瞬間、魚は再度反転し走り出した。

プツっという感触を残して、力が抜けた。
緊張が解かれ、だらしなく漂うラインをただ眺めるしかなかった。
4Xのティペットは途中で切れていた。

どうしようもない脱力感で、15分ぐらいその場に立ち尽くしてしまった。
(どうしようもなくがっくり来て本当に動けなかった)
おそらく70センチクラスのメス、未体験の大きさだった。
すぐ目の前でジャンプし、すぐ近くで見たので間違いない。

やらない人には、よく理解できないかもしれないが、釣り、特にフライフィッシングは恋愛によく似ている。
いろんな状況を想定して、いくら用意周到に準備しても、たとえ細心の注意をはらってアプローチしても。
うまくいかない時は、何をやっても駄目なのだ。

釣りも恋愛も単に下手だからしょうがないのだが、片思いや失恋で終わる事が多いのも、共通している。
(もちろん、これは個人差があるが)
そして、ぷっつり糸が切れてしまった後の、なんとも言えない喪失感、虚脱感。
ましてや今日のようなふられ方をすると、身も心もボロボロ、しばらく立ち直れそうもない。

しかしながら、チャンスは向うからやっては来ないので、自ら歩いて次の出会いを見つけるしかない。
苦しくも楽しい釣りは明日も続く。


3月23日(水)

前日のW川に再び行った。
しかしながら、この日はドライで出会い頭的に釣れた(58センチ)のみで、でかい魚にはことごとく逃げられ、ライズはすべて捕れず。
何も書く気になれない釣りだった。
10時から始めて6時間も歩いたってのに、、、。
前日のショックが尾を引いている、というのは言い訳でしかない。

ところで、アクセスの橋まで戻る途中、直径3メートルのぐらいの水溜りに取り残されている間抜けな魚を見つけた。
しょうがない奴だな、と思いながら、ネットですくい上げ、流れに返してあげた。
けっこう苦労したんだから、感謝しろよ。

この川はもっと釣りたくなったのだが、翌日から雨や曇りの日がしばらく続きそうな予報だったので、残念ながら移動することにした。
posted by yuji at 18:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

<旅先通信>ニュージーランド南島 3

Franz Josefまで来た。
グレイマウスでは、日本語を使えるネットカフェが見つからず更新できなかったので、まとめてここで更新。

3月18日(金)
グレイマウスは西海岸では最大の街だ。
クライストチャーチからは約250キロ。
日本だと東京圏から新潟方面の日本海へ抜ける感覚に近いかもしれない。

街のはずれのビーチに隣接するモーターキャンプに部屋を確保し、グレイマウスの街を歩いてみた。
ありがちなNZの地方都市の風情ではあるが、僕がイメージしていたよりは、街全体が小奇麗にメンテナンスされている感じだ。
トランツアルパイン鉄道の終着駅ということで、ある程度観光客が訪れるのであろう。

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夕方には恒例となっている夕日の写真を撮るためビーチに出てみた。
他にも何人かの人達がビーチに出ていたのだが、割と吹き付ける風が強く、波立っている影響で、モヤがかかり幻想的な風景となっていた。
映画「シティ・オブ・エンジェル」の一場面をふと思い出した。
タスマン海に沈む夕陽を目の前のビーチで見れるこのキャンプ場は、「夕陽好き」にはとてもお勧めだ。
さえない男ひとりで夕陽を眺めていても、絵にならないのは言うまでもないが。

翌日は前回良い思いをした、H川へと向かった。
グレイマウスからは約1時間、道路から少し離れているので支流を30分ほど下って目的の本流につく。
今年は晴天が続いているようで、昨年と比べるとかなり水位が低い。
この青空は、日本で冬を越してきた体には少々辛いものがある。

とりあえず、今回も魚は沢山いる。
それは変わっていなかったのだが、違うのは魚が恐ろしく神経質になっていること。
見つける前に逃げられる。
フライが着水したとたんに逃げる。まいったなこりゃ。
何匹も逃げられた末に、やっとフッキング成功。
久しぶりの魚だ、逃すわけにはいかない。

10分ぐらいのやりとりでキャッチできたのは、58センチ(4ポンド)のブラウントラウト。
思ったよりも良いサイズだった。
逃げられた奴を見ても、この川のアベレージといったところ。

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その後は失敗が続き、結局はこの1匹だけだったが、初日としては満足な結果。
しかし、もう1回リベンジするしかないだろう。
夜中のうちに少し雨が降ってくれるとありがたいのだが。

西海岸の川で気になるのは、サンドフライ。
日本のブヨみたいな小さな虫だ。
蚊のように刺すのではなく、アブのようにかじる。
それでも動きは鈍いし、弱い虫だからアブに比べりゃまだまし。
幸い僕は、こいつに噛まれても多少赤くなる程度で、大して痒くもならないが、体質によっては腫れ上がり非常に痒くなる。
虫除けは売っているが、あまり効かないような気がする。


3月19日(土)

プナカイキのカフェで昼を食べていると、ツアーバスから若者たちがどっと降りてきて、囲まれてしまった。
囲まれたっていっても、別に集団でおどされた訳じゃないよ。
(当然だけど)
単に、テーブル席の周りにみんなが座ったってだけの話。
こういった時に「ハイ」とか「ハロー」と挨拶してくるのは、あたりまえだけど、良いなーと思う。
日本では老いも若きも、むすっとしてることが多いような気がする。

前日は久しぶりに川原を10キロ以上も歩いたので、この日は釣りを休みにした。(そんな日に限って雲はひとつもなかったりする)

グレイマウスから海岸沿いにウェストポートまで北上してみた。
その途中にあるプナカイキには、パンケーキロックスと呼ばれる、その名のとおりパンケーキを重ね合わせたような奇岩が海岸を形成している。

西海岸とはいえこの辺りまで北上してくると、雰囲気はネルソンあたりのモノと近い気がする。
晴天と暑さで余計にそう思えたのかも知れないが、何とも明るく平和、というかのんびりとリラックスした空気が流れている。


3月20日(日)

一昨日に行ったH川に行った。
結果から言ってしまえば、リベンジのはずが返り討ちにあってしまった。

予報では快晴のはずが、どんよりとした曇り空。
これでは魚の位置が確認しずらい。
サマータイムが終わったせいではないだろうが、魚の付いている位置も2日前とは、ずいぶん違っていた。
まだ夏モードだったのが、完全に秋モードか?

底の方に張り付いて、じっと動かない魚が多いのだ。
午前中に誰かが釣り上がったとも、考えられるが、まったくお手上げ。

本日の釣果、12キロぐらい歩いてゼロ(泣)。


ところで、
木曜日あたりから目立ちはじめたクラシックカーが、街中にたくさん走り始めた。
どうやら何かイベントがあるらしい。
こちらでは、日本ではとてもお目にかかれないような、古い車が普通に走っている。
車検もそれほど厳しくないのだろう。
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2005年03月16日

<旅先通信>ニュージーランド南島 2

nz050315.jpg

今日もクライストチャーチ滞在中、やっと気持ちが旅モードになってきた。

宿でTVを見ていたら、スズキ ニュースイフトのCMをやっていた。
ストリートで少年たちがサッカーをしていて、ボールがビルの壁に跳ね返ったりする中を、車が走り抜け、横滑りしながら止まる。
ドアを開き、稲本(サッカー選手の)が現れボールを止める。
というあのCMです。

途中まで同じだったので、果たして最後に車から降りてくるのは誰か?という疑問が起こった(とりあえず稲本じゃないとは思ったけど)。
現れたのはマンUのクリスティアーノ ロナウド。
これは納得の選択だと感じた。
NZでもプレミアの中継はCSで見れるはずだし、彼ならば、ヨーロッパの国ならかなり幅広くカバーできそう。
一方、稲本選手は、我が日本のゴールデンエイジとはいえ、ロナウドど比べるのは酷だよなあ。日本限定ですね。

話は変わるが、天気が悪いこともあり、あまりに暇で立ち寄った本屋でROBIN MORRISONという写真家の本が目に付いた。

NZの本屋では、風景をひたすら美しくみせる写真集は数多くあるのだが、コンセプチュアルなフォトグラファーの本は初めて見た。
何気ない風景や建物のファサード、人物を撮った写真だが、敬愛するアメリカのフォトグラファー、STEPHEN SHOREとの関連性を感じさせる作品で、とても気に入り思わず購入してしまった。
(こうして帰る頃には荷物が増えてしまうんだよなー)
すでに1990年には故人となっている人物のようだが、数多く写真集を出版しているようなので、もっと見てみたい。

またまた話は変わり、昨夜は前回の旅行中に知り合いになった、Mさんの案内でインド料理を食べに行った。
思ったよりもマイルドな味だったが、本格的でおいしい。
近年アジア系移民が急増しているこの街では、食事もアジア系のものなら選択肢が多く、美味しい店も多い。

最初はイタリアンを希望したのだが、あまり美味しい店がないらしい、、、残念。

明日からは西海岸へ移動し、本格的に旅と釣りを開始する予定。
posted by yuji at 15:22| Comment(9) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月15日

<旅先通信>ニュージーランド南島 1

nz050313.jpg

シンガポールでのトランジットを含め、成田を飛び立って約20時間。
眼下にサザンアルプスが見え、やっとNZへの旅の実感が湧いてきた。
快晴のクライストチャーチ、思っていた以上に暑そうだ。

農業国のNZは検疫が厳しい。ハムやソーセージ、植物の種子などの食料品、その他使用済みのアウトドア用品などは全てチェックされる。
釣り道具も海用の物は問題ないが、川で使う道具は植物の種子や汚れがついていないかチェックされる。
時には没収なんてこともあるようだ。

僕もウェーダー、シューズ、ランディングネットやフライマテリアルを持ち込んだが、シューズはフェルトではなくゴム底、道具は全てクリーニング済み、マテリアルに天然素材はなく、NZでの釣りはこれで4度目だと説明したら、ザックを開封せずにあっさり通してくれた。
この辺りの柔軟性(いいかげんさ?)もNZの美点だと思う。(笑)

去年から利用している格安レンタカー会社のスタッフの方に、空港でピックアップしてもらい、車を引き取り市内のモーテルに宿を決めた。
古いタウンハウスを改造した中国人経営の宿で、安くはないが街の中心から近いということで良しとしよう。

街へ出ると、まだセミが鳴いている。もう終わっているかと思っていた夏の断片が残っていた。
今年のNZは、暑い夏だったらしい。
posted by yuji at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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