2005年03月24日

<旅先通信>ニュージーランド南島 4

Franz Josef(以降FJ)に3泊して、南に380キロ移動。
クイーンズタウンに来た。
この町は南島ではもっとも人気の高いリゾート地なので、木曜日の夜でも数多くの人が歩き回り、賑わっている。
NZでは異例といえるほど、町の様子も年々変化している感じだ。
まだ暗くなって少し歩いただけだが、新しい建物が数多く建ち、ショップの入れ替わりも結構激しい。

FJでは、日本語が使えるPCが1台しかなく、更新できなかったので、ここで2日分更新。


3月22日(火) 痛恨の、、、、

nz050323.jpg

FJから車で40分ほどのW川へ行った。
この川は1965年の大水害で大量の土砂が出て、本来の流れは方向を変えてしまったのだが、伏流水が湧き水となり
元々の流れを形成している、スプリングクリークだ。
とてもクリアな水と60センチと言われているアベレージが魅力。
おまけに、西海岸のど真ん中というのに、なぜかサンドフライがほとんどいない。

アクセスポイントの橋の上から川を眺めると、4匹の魚が泳いでいるのが確認できた。
若干水量は少なめだが、コンディションは悪くなさそうだ。
雲が多いが、太陽も出てきた。

とりあえずドライフライを結んだ。チェルノブイリパラシュート10番。
ここで夏のドライフライに反応する魚は、たいてい岸際の水草の陰に隠れているから見つけるのはとても難しい。
だからあやしい場所をブラインドで探ってみるしかない。
30分ほどで1匹釣れた。55センチ程度とこの川では小さめのブラウン。

その後少し歩くと、大きな淵の開きの底のほうでフィーディングしている大きな影を見つけた。これは、かなりでかい。
10番の金玉ビーズヘッドニンフにフライを取替え、体勢を低くしてにじり寄る。
1投目、すこし右にそれてしまった。
2投目、狙った所に落ちた。

そしてフライが通過したあたりで、影がすっと動いた。
確信は無かったが、合わせてみるとずしりと重い感触。
やった! フッキング成功だ。
頭をぐんぐんと振っているのが伝わってくる。
そして、15メートルほど対岸に向けて走り、ジャンプ。
こいつは本当にでかい、、、。

かなり長い時間やり取りをして、その間3度ジャンプし手前に寄ってきたり離れたりの繰り返しで、やっと3メートルの距離までよって来た。
もうだいぶ弱っているようだと思い、ランディングの場所を考え、背中のランディングネットの状態を確認した。
と、その瞬間、魚は再度反転し走り出した。

プツっという感触を残して、力が抜けた。
緊張が解かれ、だらしなく漂うラインをただ眺めるしかなかった。
4Xのティペットは途中で切れていた。

どうしようもない脱力感で、15分ぐらいその場に立ち尽くしてしまった。
(どうしようもなくがっくり来て本当に動けなかった)
おそらく70センチクラスのメス、未体験の大きさだった。
すぐ目の前でジャンプし、すぐ近くで見たので間違いない。

やらない人には、よく理解できないかもしれないが、釣り、特にフライフィッシングは恋愛によく似ている。
いろんな状況を想定して、いくら用意周到に準備しても、たとえ細心の注意をはらってアプローチしても。
うまくいかない時は、何をやっても駄目なのだ。

釣りも恋愛も単に下手だからしょうがないのだが、片思いや失恋で終わる事が多いのも、共通している。
(もちろん、これは個人差があるが)
そして、ぷっつり糸が切れてしまった後の、なんとも言えない喪失感、虚脱感。
ましてや今日のようなふられ方をすると、身も心もボロボロ、しばらく立ち直れそうもない。

しかしながら、チャンスは向うからやっては来ないので、自ら歩いて次の出会いを見つけるしかない。
苦しくも楽しい釣りは明日も続く。


3月23日(水)

前日のW川に再び行った。
しかしながら、この日はドライで出会い頭的に釣れた(58センチ)のみで、でかい魚にはことごとく逃げられ、ライズはすべて捕れず。
何も書く気になれない釣りだった。
10時から始めて6時間も歩いたってのに、、、。
前日のショックが尾を引いている、というのは言い訳でしかない。

ところで、アクセスの橋まで戻る途中、直径3メートルのぐらいの水溜りに取り残されている間抜けな魚を見つけた。
しょうがない奴だな、と思いながら、ネットですくい上げ、流れに返してあげた。
けっこう苦労したんだから、感謝しろよ。

この川はもっと釣りたくなったのだが、翌日から雨や曇りの日がしばらく続きそうな予報だったので、残念ながら移動することにした。
posted by yuji at 18:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すぎやまさん
70cmですか?かなりでかいですね。私自身そんな大きいのかけたこともないです。15分程度ファイトした後でしかもちかくでそのおおきさを確認したのなら余計に悔しいですね。
ティペットや結び目を定期的にチェックする癖をつけないとでかいのがかかったときに取れないかもしれませんね。でも4xではむりだったのかなー?。
またでかいの必ずかかりますよ。がんばってください。応援してまーす。
Posted by とむ at 2005年03月25日 12:40
とむさん、毎度どーも。
今日63センチをキャッチできましたが、
その感じからいっても、やはり70ぐらいはあったと思います。
60センチを超える魚で、あんなに跳ねるのも初めてで驚きました。

ウェリントンからは、ちょっと遠いですが、
長期の休みのときにでも、いかがでしょう。
W川、お勧めです。
定番のガイドブックを見ても大体見当はつくかと思いますが、
連絡もらえれば、詳細はメールで伝えますので。

ではまた。
Posted by yuji@ 管理人 at 2005年03月26日 17:18
すぎやまさん、
63cm、5lbいいですねー。おめでとう御座います。
私が予言したとうりでしょー。いやいや冗談です、すぎやまさんの腕でしたね。しかし5lbがでればまずまずなのではないでしょうか?今後は気を落ち着けてつりをエンジョイできるんではないですか?まだまだでかいのかかるかもしれませんよ。日本に帰ってからの写真楽しみにしてます。くれぐれも車の運転、川での転倒などにも気をつけて。では。
Posted by とむ at 2005年03月27日 14:07
とむさん、どーも。
腕はどうにも頼りにならないので、予言のおかげです。
次は、8ポンドぐらいの予言おねがいします(笑)

まぁこれで、とりあえずはスッキリしましたよ。
Posted by yuji@管理人 at 2005年03月28日 12:23
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