2005年04月27日

<旅レポート>ニュージーランド後日談 1

約5週間の旅を終え、日本に戻ってきて1週間が過ぎた。
不思議なもので、ニュージーランドにいるとき、約10,000キロ離れた日本は、さほど遠い場所ではなかったのだが、こちらからNZのことを思うと遥か遠くに感じられ、この1週間が1ヶ月以上の時間のように思えてしまう。
旅の記憶も、日に日に薄れていってしまうので、滞在中に気付いた事や感じた事を、少しまとめてみます。


■夕陽を観察していて気がついたこと

今年は本サイトで、毎日1枚夕陽の写真を載せているので、
NZでも欠かさず夕方の空を見上げていた。
そんな中で、NZ旅行4年目にして新しい発見、というほどではないが、今まで意識していなかった事に気がついた。

普通、夕陽っていったら、
太陽が沈んでいく西の空がオレンジ色に染まるわけだけど、
NZでは、西よりもかえって東の空の方が色づくことが少なくなかった。
これは特に雲ひとつないような条件の日には必ず起こる現象で、想像するに、空気中のダストが少ないからなんだと思う。
最初にそれに気がついた時は、西の空を眺めていて、今日の夕陽はパッとしないなぁ、と思い後ろを振り返り、ハッとさせられた。

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写真:ほぼ同時刻の西の空(上)と東の空(下)
   3/30 テアナウにて撮影


■TVの中の日本人

モーテルの部屋に泊まっている時は、ヒアリングのトレーニングの意味でもTV番組を良く見ていた。
6時からのニュースのあと、7時ぐらいから日本での報道特集のような、ニュースを少し掘り下げて取り上げる、といった番組をやっている。
TVに日本人が登場するのはめったにないのだが、僕が見ていた中で、2人の日本人がこの番組に登場した。
しかしながら、
いずれもNZでの日本人のイメージを上げることはないと思われる。

まずは、オークランド空港での検疫の様子を伝えた番組。
最初にオランダ経由で来たスペイン人が映った。
どうやらオランダ滞在中にやっていた大麻のクズが、ザックのポケットの中にわずかに残っていて、それを賢い麻薬犬が嗅ぎつけたようで、その男は連行されて行った。

そして次に登場したのが日本人だった。
40歳前後の男性だったが、真空パックになった「トウモロコシ」を持ち込もうとしたようだ。
本人の解釈が間違っていたのだと思うが、申告書に記載していなかったようで、没収されたうえ300ドル以上の罰金を支払っていた。
たかだか2片のトウモロコシをなぜ持ち込まなければならなかったのか、まずそのことが理解できない。
そして彼は最後に苦笑いを浮かべながら「アイ・アム・バカ」と言い、おどけてみせた。

もう一人、別の話題の中で登場したのは、24年前にパリで人肉事件をおこした、サガワ氏。
話の中心になっているのは、六本木の外国人パブで働いていたオーストラリア人女性の失踪事件のようであった。
数年前にあった、同様に失踪しその後遺体で発見されたイギリス人女性の事件も紹介されていたが、外国人パブ通いのサガワ氏が「私は金髪の若い女性にしか興味がない」「私は狂っている、、、」などとインタビューに答える不気味な姿が、強調されているように感じた。

まさか、事件に関わりがあると疑われているわけでもないだろうから、なぜ、日本人としても非常に特殊と言っていいこの人物の不気味さが、ここまで強調されるのか、違和感を感じた。
制作側が、この番組の中で何を伝えたかっただろうか?
僕の英語力では、良く解らなかった。
posted by yuji at 03:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅レポート / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

<旅先通信>ニュージーランド南島 12

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昨日のことだが、初めてヒッチハイカーを乗せてあげた。

NZではヒッチハイクしながら旅行している若者を多く見かける。
街の出口あたりにいることが多い。
それは、ちょうど50キロ制限が100キロに変わる手前ぐらい、そのあたりが、もっとも合理的な位置だという理由からだが、時には100キロ制限の道を、歩きながら手を上げているのもいる。
あれじゃ運転してる方も、止まりようがないし、そもそも止まってもらおうとしているとは思えない。

テカポの町の出口あたりで、ふと目に留まったのは、一見して真面目そうな女の子だった。
普段は、途中であの川、それにあそこもチェックしておこう、なんて考えているから、乗せてあげられないのだが、この日はもう釣りの事は全く頭になく、ひたすらクライストチャーチまで走るのみだった。

止まって目的地を聞いてみると、アーサーズ・パスだという。
テカポから直接行く車はあんまりいないんじゃないの?
とは思ったが、分岐点のGeraldineまで乗せてあげることにした。

彼女はワーキングホリデー・ビザで滞在しているカナダ人。
高校を卒業してから、しばらくパートタイムで働いていた、と言っていたから、20歳ぐらいだと思う。
「ハタチ」か、、、もう記憶の彼方にある数字だ。
下手をすると自分の子供の年齢でもおかしくはないじゃないか。
まいったな。

名前はジャニス。出身はカナダの東海岸にある小さな町だと言っていた。
ところで、ジャニスといえば、ジャニス・ジョップリンやジャニス・イアンの存在のおかげで、日本でもポピュラーな名前だと思うのだが、彼女いわく「今まで私以外のジャニスに会ったことがない」そりゃ意外だ、そんなものなのだろうか?

1月からNZに来て、あちこちの町を転々と旅行しながら、レストランで働いたりしているそうだが、ビザが切れるまで1年間はNZにいて、その後はオーストラリアや太平洋の島々にも行くつもりだそうだ。
あぁ若いってイイナ。
とは思うのだが、かと言って、もう一度20歳からやり直したいか?
と聞かれれば、そうでもないと答えるだろう。
そんな若い時からやり直すのは、やっぱり相当面倒なことだ。

それはさておき、NZに来るたびに、こんな簡単な会話も聴きとれないとは、、、。
と自信を失うのだが、彼女の発音はとても分かりやすく、自分の語学力が飛躍的にアップしたと、勘違いするほどだった。
もちろん少し難しい単語が出てくると、何それ?ってことになるのだが。

ネイティヴの彼女でさえ、最初のうちKiwi英語はさっぱり解らなかった、と言っていたので、そんなものかと意味もなく安心してしまった。

という感じで、他愛もない話をあれこれとしていたのだが、いいかげん独りで運転することにも飽き飽きしていたので、良い気分転換になった。

また機会があったら、ヒッチハイカーを拾ってみよう。
でも、いかにも臭いがプーンと漂ってきそうな汚く危険そうな男や、無神経そうなカップルだけは、勘弁してくれ、と思う。
posted by yuji at 17:51| Comment(8) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月14日

<旅先通信>ニュージーランド南島 11

ゴアを離れ、レイク・オハウで3泊、そしてクライストチャーチに戻ってきた。

ゴアを流れるM川での最後の2日間は、この旅の終わりにふさわしいものとなった。
土日ではあったが、比較的つりびとは少なく感じた。
これはローマ法王の死去によるセレモニーのためかもしれない。

快晴でほぼ無風、気温も高め、快適ではある。
しかし、やはりライズが始まるのは遅かった。
とりあえず、好きなポイントを見てまわるが、何かが起こりそうな気配すらない。
ハッチ(羽化)が始まれば、ツバメなどの鳥たちが飛びまわる。
それがひとつの合図となるのだが、、、。

しょうがなく、初めてのポイントをのぞいてみる。
すると2時ぐらいから魚たちが水面近くに浮いてきた。
ハッチは確認できなかったが、何かが始まっている。

あるポイントを眺めていると、最初はポツポツと始まったライズが、あっと言う間に、ここにこんなに魚がいたのか?と思えるほどになった。
僕は1番下流のライズから狙う。
少しずつ移動しながら餌を食べ続ける魚のコースを読みながら。
それが、ぴたりと合えば、あっさりと食ってくれる。
この場所は、あまり釣り人に攻められていなかったのだろう。

魚は、同じブラウントラウトでも、大きく分けて2種類いる。
居付きの魚は体色が濃く、針にかかってもあまり遠くまで走らず、頭を振ったり、近くを行ったり来たりするぐらいで、割とあっさり寄ってくる。

それに対して、シーラン系のは体色が薄く、掛かるとすごい勢いで、かなり遠くまで走っていってしまう。
もっともシーラン系とはいっても、おそらくは海まで下らずに、本流の下流域まで行って戻ってきているのではないか。
サイズ的にそんな感じに思える。
日本で言う戻りヤマメと同じ様な存在だろう。

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そうしてこの日は、9匹フッキングで6匹キャッチ。
翌日は7匹かけて5匹キャッチと、個人的にはとても満足のいくものだった。
欲を言えば、もっと長い時間ライズが続いて欲しいのだが、それは贅沢というものだ。

そんな訳で、釣りについてはすでに充分満足していたので、レイク・オハウではのんびりと過ごした。
かと言って全く釣りをしなかったわけではないが、ずっと高気圧が居座っているおかげで、天気は最高に良いし、それだけで言うことなしだ。

3時間ほど釣りをしたのは、トワイゼルの町から近い小さなレイク。
レイクとは名前が付いているが、1周1キロに満たない、池のようなものだ。
はっきり言って、もともと雨の少ないこのエリアでは、秋は水位が落ちすぎるし、散々釣り人の姿を見てきた魚たちは、なかなか気難しい。

こりゃ今日は無理かな?と思っていたところ、1匹だけかなりの速度でクルージングしているハイテンションな魚を見つけた。
小さめのファジーなニンフを投げ込み、わずかにリトリーブしてみると、ビューっと近づいてきてパクッと食ってしまった。

遠目には、ブラウンに見えたのだが、今回初めてのレインボートラウトだった。
55センチぐらいのパワフルな魚だったし、ブラウンとは違い、よく走るので、これ以上ないほど慎重にやりとりした。

なかなか立派な魚だった。
あまり餌が多いとも思えない、こんな環境でなぜそんなに太れるのか、と不思議に思うほど。

こんな時に限ってカメラを車に置いてきてしまった。
というよりは、あまり気負いのない時ほど、あっさり釣れる。
これは私的法則のひとつ。
車に戻りカメラを持ち出した途端、殺気が伝わるに違いない。
魚はたくさんいたのに、すべて逃げられてしまった。

そうして、また1匹釣り男に逆戻りしたのだった。
やれやれ。
posted by yuji at 18:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月09日

<旅先通信>ニュージーランド南島 10

引き続き、サウスランド地方のゴアに滞在中。

先週月曜日の雨の影響で、結局丸3日間M川は濁り続け、完全にクリアになったのは、金曜日。
しかしながら水位は30−40センチぐらい上がったままだ。
金曜日のサウスランド地方はすっぽりと高気圧におおわれ、眩し過ぎる太陽とおだやかな風。

とても気持ちよいが、こんな日は釣りのほうもスロー。
水位が高いこともあり、ハッチにもスピナーフォールにも反応がほとんどない。
3時ぐらいになってやっと、岸際でライズしていたアベレージサイズの魚をキャッチ。
5日ぶりの魚だったのでほっとした。

この時期になると、午前中から夕方までハッチやスピナーフォールが続くものと思っていたのだが、午後2時から2時間ぐらいがピークで、あとは低調だ。
これはポイントによっては違うのかもしれないが。

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火・水曜日は、川がこんな状態だったが天気は良かったので、サウスランドでまだ訪れていなかった辺りを、ドライブしてきた。
Catlinsは東海岸の南のはずれ。
何もないところだが、ダイナミックな海岸線が魅力的だった。
強風がこの地方のひとつの名物のようだが、この日の風は尋常じゃなかった。
岬の突端では、飛ばされるんじゃないか?というほどの風。
まるで台風直撃を伝えるTVレポーターのような状態だった。

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海岸線の樹木が、まるで盆栽のように一方向に折れ曲がっているのも、この風を体感すると良く理解できる。
という意味では、ちょうど良い日に行ったかな、と思う。

次の日は反対側、西側のはずれにあるBluecliffs beachまでドライブし海岸線を散歩してきた。
これより先は、トレッキングコースしかなく、海岸線はフィヨルドランドへと続いていく。

酔狂な一人旅も、あっという間に4週間が過ぎ、残り1週間となってしまった。
日曜日までゴアに滞在したあと、セントラルサウスのテカポの辺りに立ち寄り、クライストチャーチに戻る予定だ。
posted by yuji at 09:14| Comment(3) | TrackBack(1) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月04日

<旅先通信>ニュージーランド南島 9

引き続きゴアに滞在中。
実際は、ゴアのモーターキャンプがいっぱいだったため、隣町のマタウラにある安モーテルに泊まっているのだが。

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昨日までの3日間は多少の違いはあれ、安定した天候で、釣りのほうも充実していて楽しめたが、今日は前線の通過で、朝から風雨ともにひどく、やることもないので、こうしてネットカフェまでやってきた。

3年前からゴアに滞在中は欠かさず通っていた、このネットカフェは日本人の経営だということが分かった。
受付をしていた女性と話をしたら、2年半前から、だということだった。
クライストチャーチやオークランドでは、韓国人経営のネットカフェは目立つが、日本人というのは初めて。

町の中心にある「TUATARA LODGE」というユースホステル(バックパッカーズ)の道路をはさんだ向かい側にある。
インバーカーゴ(Invercargill)滞在の時は、どうぞご利用ください。

今回の宿は一応モーテルなので、ちゃんとTVもついている。
金・土曜日は、ラグビーのスーパー12をやっていた。
NZ、オーストラリア、南アフリカ3カ国の12チームによる、世界最高峰のリーグだ。

今回は、ライバルのオーストラリアのチームとNZの2チームが対戦するということで、非常に盛り上がっていたのだが、南アのチームとの対戦を含め、すべてKIWIチームが勝った。
おそらく、先週末はNZ中がこの結果に酔いしれ、うかれていたことだろう。

それにしてもだ、スーパー12の試合を見ていると、日本のラグビーとは別のスポーツのように感じてしまう。(日本のラガーマンには申し訳ないけど)
スピード、パワー、技術どれをとっても桁違いの迫力。
体力がものを言うスポーツだけに、日本のチームがNZのチームに勝てる日が、果たしてくるだろうか?と思ってしまった。続きを読む
posted by yuji at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月02日

<旅先通信>ニュージーランド南島 8

一昨日テアナウからゴアに移動してきた。

テアナウでは、2日間E川で釣りをした。
ミルフォードサウンドへ行く道の脇を流れている。
背後の山々、広がる草原、抜群にクリアな流れ、とても好きな美しい流れ。
2日目は午後から快晴になったし、天候もまずまずだった。
それで肝心の釣果だが、相変わらず1日1匹しか釣れていない。

nz050330.jpg

まったく100匹釣り男ならぬ「1匹釣り男」。
やれやれ、という感じだが、自分的にはこの美しい川を歩いているだけで、満足度は高いのだ。
(決して強がりではない)

昨日はゴアを流れるM川を釣った。
この川では、長さ1センチに満たない小さなメイフライ(蜉蝣)の生息数が膨大なため、50センチ前後のブラウントラウトは、そのメイフライを飽食している。
魚の数もまた多い。

それで、当然使うフライも非常に小さくなる(18-20番)。
50センチのマスと1センチ以下の小さなフライ。
このバランスがとても面白い。

天気は非常に良かったが午前中は風がすこし強かった。
ちなみに気温は今の時期の東京とだいたい同じだと思う。
午後になると風も弱くなり、メイフライのスピナーが目立ちはじめ、2時になると、その数はとても多くなり、水面にライズが広がり始めた。

このポイントの魚は非常に神経質なので、ストーキングして近よる。
ティペットも6Xまで落とし、タイミングを見計らってフライを流すが、なかなか食ってはくれない。
それはそうだ、本物の餌さえ用心深く見切りながら食っているぐらいだから。

魚がクルージングしている場合が多く、このタイミングが難しい。
逆にタイミングがピタリと合えば、意外なほどあっさり食ってくれる。
偽物のエサを食ってしまった直後に「あっヤバイ」という感じで反応する魚のしぐさが可笑しい。

結局このスピナーフォールは延々と続き、2時間ほどで、5匹の魚をキャッチできた。
そして、やっと1匹釣り男から卒業することができた。

ところで、テアナウからの移動途中、道端に警察の車が停まっていた。
(小心者の僕は、違反をしてなくてもドキッとしてしまう)
僕が通過したあと50メートルほど離れていた車の前で、突然点滅灯を点けて動き出し、その車を停止させた。

手前にレーダーが設置されていたのかもしれない。
制限速度を守って走っていながらも、一瞬ドキっとした。
NZでは10キロを超えない違反は、取りしまらない事になっているそうだが、それ以上の違反は、しっかり捕まえるようだ。
ポリスカーも頻繁に見かけるので、ニュージーランドで運転する場合は、注意したほうが良い。

ゴアには、恐らく日本語の使えるネットカフェはないので、30分ほど車を走らせ、インバーカーゴまで来ている。
そんな訳で、しばらくは頻繁には更新できないと思う。
posted by yuji at 08:51| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先通信 / NZ 編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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