2005年07月09日

【 雑記 】フットボール観戦記 01

050709_1.jpg水曜日に日産スタジアム(旧名称=横浜国際総合競技場)で行われたJリーグ「横浜Fマリノス vs 鹿島アントラーズ」の試合を観てきた。いちおう準地元なのに、日産スタジアムで観戦したのは今回が初めて。というのもサッカー専用じゃないという理由が大きい。埼玉スタジアム、鹿島スタジアム、味の素スタジアム、豊田スタジアム、日本平といった専用スタジアムと比べるとやはりピッチが遠く感じられる。総工費603億円ということだが、華やかさが足りないなぁ。残念ながら2002年ワールドカップの決勝の地、というオーラは感じられない。
この日は、Jリーグの中では好カードと言えると思うのだが、平日ということで約2万5千人の入り。少なくはないが、7万2千人のキャパシティでは少々寂しい。4万人ぐらいにならないと「なかなかの入り」とは感じないだろう。

050709_2.jpg鹿島の試合前のアップが整然としているのは、いつもながら感心させられる。しかしその印象が試合中まで続くときは、あまり良くない。先制は早かったが、その後は中盤以下で淡々とつなぐパスに終始してスピードの変化が少なく、相手をくずそうとするパスの精度が悪い、結果としてシュートにつながらない。このあたりは現在の代表チームの悪い時と似ている。
横浜のほうは、もっとシンプルなサッカーが目立つ。前半は中盤を省略した無意味で雑な長いパスが目立ったが、後半は中盤での激しいプレスでボールを奪い、効果的に前線にパスが通りシュートにつながる。コーナーキックで中沢のヘディングによる得点が決勝点になったが、順当な結果だったように感じた。

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posted by yuji at 23:47| Comment(50) | TrackBack(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月02日

【サウンドトリップ】SUBTLE / a happy spleen

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ア・ハッピー・スプリーンサトル / ア・ハッピー・スプリーン

2004年の2月から4月にかけて2ヶ月ほどニュージーランドの南島を旅したのだが、この年は「夏がなかった」と言われるほど不安定な天候がずっと続いていた。4月に入って南島の中でもいちばん南の地域「サウスランド」に滞在していた時も、毎日のように雨が降り、時には激しくヒョウが降ったりしていた。
何しろ自然の中で遊ぶのがNZでの一番の楽しみなのだから、雨の日はやることがなくて困ってしまう。キャンプ場のチープなキャビンで雨音が大きく響くなか本を読んだり、カフェでカプチーノを飲みながらぼ〜っとしたりする。

そんな雨の日にBGMとして流れていてほしいのが、このアルバムだ。

2001年に発表された、仙台出身の瀬川雄太と中谷俊介によるユニット"SUBTLE"の1stアルバム。Tortoise(トータス)に代表される音響派・ポストロックと呼ばれるインストルメンタル作品だが、個人的にはそんなジャンル分けには収まらない名盤だと思っている。
2004年8月には、コンセプトをさらに深化させた2ndアルバムがリリースされたが、この1stは構成がシンプルなぶんメロディーの素晴らしさが際立っている愛すべき作品。
映画「ピンポン」のサウンドトラックに使われたり、金子奈緒さんがナビゲートしていたJ-WAVEの「PRIME ANGLE」や現在の「RENDEZ-VOUS」という番組ではナレーションのBGMとして流れていたりする。そのほかTVプログラムの中でも使われていることが多い。

僕がこのアルバムを初めて聞いたのは、偶然か必然か彼らの出身地の仙台にある「メディアテーク」という建物の中にあるミュージアムショップ的なところ。伊東豊雄設計によるガラスのスキンに被われたとても現代的な建物だが、通りの豊かな緑が建物のガラスを通して見える、つまり自然と人工物が溶け合う、といった空間と見事にマッチしていた。(即購入してしまいました)

アコースティック楽器と電子音が、ときに涼しげに、ときに優しく絡み合う。そんなサウンドが、梅雨時期の蒸し暑い空気を、しっとりを涼しげなものに変えてくれるだろう。

<サトルの作品>
● a happy spleen
● lukewarm sea

<関連作品>
● Tortoise / TNT
● Tortoise / Standards
● Dosh / Pure Trash

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posted by yuji at 14:57| Comment(63) | TrackBack(0) | サウンド・トリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

【 フライフィッシング 】雪代明けの幻想 / 新潟

サッカーのワールドユース開幕戦を見ていたらすっかり出発が遅くなってしまった。今日の目的、新潟にある魚野川の支流までは一般道で約250キロの距離、真夜中なら5時間ぐらいで行けるが、すでにすっかり明るくなってしまったこの時間からでは、もっとかかるだろう。やれやれ、と思いながらも試合を見ながらまとめていた荷物を車に放り込み、走り出す。

気温はあまり高くないが、いつもより湿気を多く含む風が吹き抜ける。日本の南海上を通過中の、季節外れの台風4号の影響だろう。まったく自慢にはならないが、6月から10月にかけてどこか遠出しようとすると、必ずと言っていいほど台風が近寄って来る。ここまで毎回のように続くと、もうこれはあたり前の事のようで、自虐的な気分になる。それでも、今回は直撃しなかっただけ、まだましといえる。

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国道16号線を北上する、土曜日の朝だと言うのに大型のトラックも多く、気分はあまりすっきりしない。埼玉県内に入り407号線から254号線へと抜け、群馬県に入ると県道13号線で前橋市内を通過する。毎年走っている道なので、地図は確認のためにたまに見る程度ですむ。前橋市内からは国道17号線をひたすら走るだけだ。

眠気覚まし用のドリンク剤で、何とか保っていた緊張感も沼田を過ぎるあたりで怪しくなり、月夜野の近くで仮眠をとる。しばらくは気持ちよく眠れたが、暑さで目が覚める。厚い雲がかかっているが、薄日がさすだけでもかなり蒸し暑さを感じる。

まだ、ぼうっとしていたがコンビニで買ったブラックコーヒーをごくごくと飲みほし、気を取り直しまた走り出す。猿ケ京に近づき雨脚が強くなるなかを、くねくねとした峠道を登っていく。
三国峠のトンネルを抜け新潟県内に入ると、相変わらず曇ってはいるが、雨はあまり降っていなかったようだった。群馬側の狭い道とは違い、新潟に入ると道が広く開放的な風景と変わり、残り30キロ程度の道のりはリラックスした気分で通り抜けられる。

行きつけの田畑屋に着いたのはすでに2時近くだった。ここの「へぎそば」を食べないと新潟まで来た意味がないと言っても良い。中をのぞくと友人たちが見えた。毎年この時期に集まるメンバーだ。それぞれ会うのはしばらくぶりなのだが、そんな感じはしない。
皆はすでに食べ終わっていたので、一人で田畑屋セットを注文する。ここのメニューはボリュームたっぷりでとても美味しい。「へぎそば」はこのあたりの名産物で、つなぎに布海苔を使い、ツルッとした食感が特徴。ボソッとした田舎風そばとは、また違った味わいがある。

ヤマダさん、イズミヤさん、コウムラさんの3人が、早起きして採ってきてくれたネマガリダケの"皮むき"を終え、イブニングの釣りの算段をする。モトヤマさん、タクノさん、カシオさんの3人は、魚野川本流で大物狙いのようだ。バンドウさんと僕は支流に入る事にした。

支流の様子を見て回る。雪代の影響はまだ残り水量は多めだが、何かが起こりそうな予感はあった。新潟など日本海側の雪が多い地域では、渓流が春を迎えるのは遅い。あたりの景色は春から初夏を迎え、青白い雪代の太い流れが、透明で穏やかな流れに変わる直前に、渓の生命は爆発的に活動を始める。

いつも入るあたりに車を止め、ウェーダーを履き、先日手に入れたバンブーロッドを繋ぐ。そしてティペットにフライを結ぶ頃には、すでにバンドウさんは、300メートルぐらい先まで釣りあがっている。上手い人は、準備もやたらと早いものだ。
僕はちょっと下流に歩いていき、適当なところから川原に降りた。この辺りの川岸は人工的な護岸に被われていて、200メートルおきぐらいに背丈ほどの高さの堰堤が続いている。何とも味気ない風景ではあるが、大きな石がごろごろと転がっていて、イイ水が流れている。

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堰堤上のとろ場を眺めると、中型の白っぽいメイフライのハッチが始まり、小さな波紋が広がっている。僕は14番のCDCダンにフライを結び換え、ライズの1メートルほど上流に静かにその毛針を落とす。ライズがあったあたりを通過すると、フライは音もなくスッと水面から消える。一瞬間をあけて、軽く竿を持ち上げ合わせる。その瞬間、ぐぐっと心地よい重みを感じ、竿先が引き込まれる。25センチほどのイワナだった、雪代に洗われた白っぽい魚体が美しい。ここでは、同じようなサイズの魚が5匹釣れた。
堰堤下のプールに移動すると、流心で弾けるようなライズが繰り返されている。フライを白っぽいソフトハックルに交換。毛針を少し水に馴染ませて、タイミングを見計らい流心を少しだけ沈めて流す。バシッという音とともに水面が弾ける。
今度の魚はさっきのよりも大きい、プールに沈む大石に向かってぐぐっと竿が引き込まれる。何とか引きずり出すようにして寄せてきた魚は33センチのイワナ。この魚はさっきのとは違い、体色が黒っぽく腹がオレンジ色の、いかにも居着きといった野性的な表情をしている。
車に戻ると、バンドウさんもちょうど戻ってきたところだったが、その表情はとても満足そうだ。
最後に、明るいうちに見に行っていた取水堰堤上のプールに行く。
だいぶ暗くなった空を見上げると、いつの間にか無数のメイフライのスピナーが舞っている。こんなすごいスピナーフォールは久しぶり。まるで霧がかかっているように見えるほどの量だ。
僕はすでに満足していたので、上からバンドウさんの様子を眺めている。しばらくすると流心の向こう側の巻き返しで、ポツッと小さなライズが始まっている。
バンドウさんは、しばらくそのライズを観察し、慎重にフライを落とし大きなメンディングを入れる。フライはまるで生命が果て水面に力なく浮かぶスピナーの様に自然に浮かんでいて、ふっと消える。こいつは大きい、、、バンドウさんのスコットG823/4が大きく引き込まれる。下流に走った魚は大きな石の下に潜り込もうとし、必死に耐えるバンドウさん。5分ぐらいそんな状態が続いて「あっ」という声が渓流に響き、気付くと竿はまっすぐに戻っている。

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「ユージさん、そろそろ起きたら〜」という声で目が覚めた。

そうだった。地元のヤマダさんのお母さんが作ってくれたネマガリダケの料理、コウムラさんの絶妙な山菜の天ぷらをたらふく食べ、イズミヤさんが持ってきた美味い酒を飲み過ぎていつの間にか眠ってしまったんだ。

僕はふらふらとトイレのほうに歩きながら、やっぱり夢か、と一匹も釣れなかった今日の釣りを振り返ったのだった。
まあ、夢でも釣れれば良いか。

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写真上:高さ10メートルの大堰堤の脇に増設された魚道。水がまともに流れているのを見た事がない。無意味な公共工事の一例。 / 写真下:翌日の帰り道で見かけた不思議な現象。

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posted by yuji at 16:21| Comment(7) | TrackBack(0) | FF / アウトドア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

【 写真をめぐる旅 】東京を撮る / 片岡義男

片岡義男といえば、1980年代にとても売れていた作家、そして角川映画。そのころ読んだことがあったような気もするのだが、この程度の知識しか持っていなかった。
だから、書店で彼の撮った写真集を見かけたときも、最初は「あれっ、片岡義男って誰だっけ?」とすぐには作家の片岡義男とは結びつかなかった。

僕の手元にあるのは「東京のクリームソーダ」という本。出版社が倒産してすでに絶版になってしまっている。
この中で登場するのは、おもに東京の下町といえる場所。
まず、僕自身も歩き回ったことがある場所も少なからず含まれている、ということでとても興味が持てた。
それと、彼が撮る写真は、東京によくある風景のようだが、切り取り方が独特でおもしろい。
しかしながら「スタイリッシュで、かっこいい男と女が登場する小説」という、僕の持っていた彼の小説に対する貧困なイメージと、これらの写真はどうしても結びつかなかった。

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写真:トークセミナーが行われた吾妻橋のアサヒビールの建物、通称"う*こビル”

先日、雑誌 " Coyote (コヨーテ) "主催の「風景を撮る、東京を撮る」という片岡義男さんのトークセミナーに参加してきた。
編集長の新井氏と片岡さんの対談形式で、彼の写真と東京について語る、という内容であった。

片岡さんの小説は、どこかリゾート地のような場所が舞台になっていることが多い、という勝手なイメージを持っていたので、東京に愛着を持って、写真を撮り続けていることは意外だった。
商店街に架かる提灯、飲食店の店頭にかざられるサンプル、映画のセットのようなひなびた飲食街の路地、意味不明な案内看板、なにか意味ありげな番地の表示、店頭に貼られる女性タレントのポスター、などの面白さについて語られる。

その中で、編集者の人が構成したスライド・ショーは、とても秀逸だった。ある意味、すべて表現していたといっても良いかもしれない。現実にある(または、あった)東京の街並は、ひどく"非・現実的"な光景として映しだされていた。それは、サウンドトラックとして流れていたジャズのせいかもしれないが、どこか違う世界の写真のようにも感じた。

「様々な色・形・素材の重なり合いを、ある角度からある画面で切り取ること」「ある美学に基づいた構成こそが重要」という趣旨のことを言われていたように記憶している。
コラージュとして平面に記録された"作り物のような"リアリティのない風景。これは東京という街の本質ではないか、と納得してしまった。
また、現在興味ある写真家として、ステファン・ショアをあげていたのも、なるほどなと思った。

写真と文章の間の結びつきはない、と言っていたが、片岡義男の昔の小説も少し読んでみたくなったし、またひさしぶりに東京の街を歩いてみたくなった。

<片岡義男の写真集>
● 東京を撮る
● 東京22章 - 東京は被写体の宝庫だ。
● ホームタウン東京 - どこにもない故郷を探す

<関連書籍>
● Uncommon Places / Stephen Shore
● コヨーテ 2005年7月号
● Pictures from the Surface of the Earth / ヴィム・ヴェンダース

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posted by yuji at 01:03| Comment(7) | TrackBack(2) | 写真/本をめぐる旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

【 街風図鑑 】小麦畑のある風景 / 群馬県

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群馬県内の道を車で走りながら、ちょっとした違和感を感じていた。何か風景が違っているなあ、と思っていたが、それが麦畑によるものだとすぐに気がついた。信号待ちをしていると、目の前に収穫した麦や米を貯蔵する倉庫のような建物(カントリーエレベーター?)があり、大きく「群馬の小麦」と書いてある。

へぇ、小麦は群馬の特産物なのか、知らなかった。

ここ数年、毎年この時期に群馬県内を通過するのだが、不思議な事にいままで気がつかなかった。日本の代表的な田舎の風景には田園がつきものだが、このあたりは麦畑ばかり。まさに小麦色に染まった畑は収穫時期を迎えているようだった。この風景は初夏というより秋を感じさせるものだ。

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写真:群馬には野焼き禁止の条例があるそうだが、、、、

帰ってからネットで調べてみた。
例年だと6月初旬に刈り取りが終わっているが、今年は少し遅れているらしい。つまり、いつもはすでに収穫が終わっていたことが多かったのだろうか。もっとも暗くなってから通過する事がほとんどなのも今まで気付かなかった理由だとは思うが。
関東では、群馬、埼玉、茨城が小麦生産地として有名で、群馬県の小麦の収穫量は日本で3番目だそうだ。このあたりでは11月から6月までが小麦、7月から10月までが米を生産する「二毛作」が一般的に行われている。

ところで「麦秋」という言葉をご存知でしょうか?(恥ずかしながら、ぼくは知らなかった)
俳句では夏の季語とされていて、ちょうど麦が熟す頃の6月をさしているそうです。「秋」という文字には、作物を取り入れる、収穫するという意味があるので、このような言葉ができたらしい。

この日の群馬県は日中30度を超える真夏の暑さだったのだが、小麦の穂が風に揺れる様子は、蒸し暑さを忘れさせてくれる、涼しげな風景であった。

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posted by yuji at 23:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 街風図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

【 カフェ通信簿 】cafe Negril / 群馬郡群馬町

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新潟へ遊びにいった帰りに、ふと立ち寄った。
ほとんど高速道路は使わず一般道で旅をするので、こういった発見こそが楽しみだ。

外観でまず目についたのは、ボブ・マーレーの絵、そしてすでに廃車らしきフィアット・パンダ。
店主はレゲエ好きでラテン車好きのようだ。
と思って店内に入ると、流れているBGMはやはり今風のソフトなレゲエ。
ところが、天井が高く薄暗いインテリアは、和を基本にした落ち着いた雰囲気。
器も和だ。

う〜ん矛盾しているようだけれど、心地よさを生む多様性。
けっして混乱してはいない。
直前に食事をしてしまって食べられなかったが、食事のメニューも多彩。
こんな店が近くにあれば良いな、と思えるカフェ。

ロケーション:★☆☆☆☆
居心地   :★★★★☆
こだわり度 :★★★★☆

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<カフェ・ネグリル>
群馬県群馬郡群馬町棟高698-1
*県道高崎渋川線(三国街道)沿い
OPEN 11:30〜23:00
定休日 : 火曜日
TEL : 027-372-0911
駐車場:13台
メニュー:エスプレッソ400円/ チーズケーキ300円 など

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2005年06月09日

【 本をめぐる旅 】いつも旅のなか / 角田光代

いつも旅のなかいつも旅のなか
なんというか、とても "つっこみがい" がある旅のエッセイなのだ。
「おいおい、そりゃやばいだろ?」や「なんで、そうなるの?」や「それ、おかしいっ!」などと思いながらも、カクタミツヨ・ワールドに引き込まれていく。
というか、「このひと大丈夫なんだろうか」と読んでる側がどんどん心配になってくる、と表現したほうが正しいかもしれない。

モロッコでは商売上手な少年につきまとわれ、ギリシャのリゾートでゴージャスな旅のはずがまったくの季節はずれ、と思えばそのまま「かかとの高いブーツにキャリーケースをひきずる」という格好で修道院を巡り延々と歩き。ゲリラ活動まっさかりのスリランカを何も知らずに旅する、と思えばフィレンツェを悪の巣窟かと思っていた、と。

とはいえ、「旅は好きだが旅慣れていない」と自称する割りには、好奇心だけでふらっとバックパックを担いで一人旅に出かけてしまう。そんなスタイルは個人的にとても親近感がある。
角田さんがよく出かける旅先は、必ずしも自分のとはオーバーラップしていないのだが、ガイドブックに頼らずに自分の目と感をたよりに旅し、それを等身大の言葉で表現した文章は、自分の旅に対する思いにダイレクトに響いてくる。

ところで、そんな角田さんは "彼氏体質" で「過去に彼氏がいなかったのは3ヶ月のみ」だそうだ。(ダヴィンチのインタビュー記事にそう書いてあった)
最新刊 「この本が、世界に存在することに」のあとがきには
「私は別れた恋人とほとんどの場合友達になる。現恋人にも会わせるし、ふたりきりで酒を飲みにいったりもする。それが私はふつうのことだと思ってた」
とある。

はぁ、、、はっきり言って、現恋人にも元恋人になるのもごめんこうむりたい感じなのだが、彼女の旅のエッセイを読んでいる自分はまるで現恋人のように彼女の事が気になるし、読み終えたあとも元恋人のように酒に付き合わされているかのような感じがつきまとう。

カクタミツヨの本はくせになる。あなたも気をつけたほうがいいですよ。

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posted by yuji at 23:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 写真/本をめぐる旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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